グロメットのシェアホールをラッパ状にする意味は?

バドミントンラケットのシェアホール(大きい穴)のグロメットをラッパ状に広げる主な目的は、ガットがラケットのフレームに引っかからないようにすることです。ラケットのシェアホールには、ガットが通るための穴がありますが、その周囲にグロメットと呼ばれる保護部品が取り付けられています。これにより、ガットがフレームと直接接触することを防ぎ、ガットの耐久性を高めると同時に、ラケットのフレームも保護します。

グロメットをラッパ状に広げることで、ガットがシェアホールのエッジを滑るように通過し、フレームに引っかからずにスムーズに動くようになります。これにより、ガットが断裂するリスクを減らし、より安定したプレーを可能にします。また、シェアホールには縦糸と横糸の二本を通すことが多く、グロメットが広がっていると、ガットを通す際にも作業がしやすくなります。

【目的・メリットまとめ】
・ストリングの保護:
グロメットが広がることで、ガットがフレームに直接接触するリスクを減らします。これにより、ガットの耐久性が向上し、断裂や摩耗を防ぎます。

・スムーズなガットの通過::
ラッパ状に広がったグロメットは、ガットがシェアホールを通過する際に摩擦を減らし、スムーズな振動を可能にします。これにより、ガットの動きが妨げられず、より一貫したショットが可能になります。

・ショットの安定性向上::
グロメットが適切に広がっていると、ガットが安定して配置され、より一貫したショットを行うのに役立ちます。特に高速で力強いショットをする場合、グロメットの正しい配置は重要です。

・インストールの容易性:
ラッパ状に広がったグロメットは、ガットを通す際に作業がしやすくなります。ガットを取り付けるときに、グロメットがしっかりと広がっていると、ストリングが滑りやすくなります。

選手がより快適に、より良いプレーを行うために重要な作業のひとつです😘
自分でガットを張っている中高生や、グロメットのメンテナンスを承っていないショップ等をご利用されている方でも簡単にラッパ状にできる道具が販売されていますのでぜひ探してみてくださいね♪

 

 

熱を加えてラッパ状にするタイプもあります。

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