「切れにくい方がいいですよね?」
ガット選びで、この相談は本当によくあります。
特に初心者や保護者の方ほど、耐久性を優先して“太いガット”を選びがちです。
でも実はこの選び方、上達を遅らせてしまうことがあります。
今回は、現場で多くのラケットを見てきた立場から
「なぜ初心者ほど太いガットを選ぶのか」
そして「本当に大事な考え方」をお伝えします。
初心者ほど太いガットを選ぶ理由
よくある理由はこのあたりです。
・切れにくい方が安心
・長持ちする方がコスパがいい
・細いガットは上級者向けのイメージ
・周りも太めを使っている
つまり
「性能」ではなく「安心」で選んでいるケースがほとんどです。
この判断自体は間違いではありません。
ただし、ここに大きな落とし穴があります。
太いガットの落とし穴
太いガットにはメリットもありますが、初心者にとってはデメリットが大きく出やすいです。
・反発が落ちる
・シャトルが飛びにくい
・しっかり振らないと飛ばない
・力に頼る打ち方になりやすい
結果として
「ちゃんと当たってるのに飛ばない」
「しんどいわりに伸びない」
という状態になりやすくなります。
一番もったいないのは“成功体験が遅れること”
ここが一番重要です。
ガットは「切れにくくするためのもの」ではなく
「プレーを助けるためのもの」です。
適切なセッティングで打ったときに
・楽に飛ぶ
・きれいに当たる
・気持ちよく打てる
こういう体験があると、自然とスイングも良くなっていきます。
逆に
飛ばない → 無理に振る → フォームが崩れる
この流れに入ると、上達のスピードが落ちてしまいます。
じゃあ細いガットが正解なのか?
ここは注意が必要です。
「細い=正解」ではありません。
例えば
・練習量が多くてすぐ切れる
・ある程度パワーがある
・コストを優先したい
こういう場合は、太めのガットが合うこともあります。
大事なのは
「切れにくさ」ではなく
「今のプレーに合っているか」
で考えることです。
初心者におすすめの考え方
最初の1本は
・ちゃんと飛ぶ
・無理なく振れる
・気持ちよく打てる
この3つを優先した方が、結果的に上達しやすいです。
その上で
ガットの太さ
テンション
ラケットとの組み合わせ
ここまで含めて考えると、失敗しにくくなります。
まとめ
初心者ほど太いガットを選びがちですが
・飛びにくい
・力が必要になる
・フォームが崩れやすい
というデメリットもあります。
ガットは「長く持たせるため」ではなく
「プレーを助けるため」に選ぶものです。














