中学生だと何ポンドくらいが多いですか?ガットテンションの考え方

「中学生だと、何ポンドくらいが多いですか?」

保護者の方から、よくいただく相談のひとつです。部活を始めたばかりの中学生や、ジュニアから中学部活に上がったタイミングでは、特に迷いやすいです。

中学生だから何ポンド、という正解はありません。ただし目安として、20〜24ポンドあたりから相談が始まることが多いです。もちろん、これはあくまで目安です。

  • バドミントンを始めたばかりか
  • 小学生から続けているか
  • 週にどれくらい練習しているか
  • 力があるか、芯に当てられているか
  • 飛ばすのが得意か、コントロール重視か
  • 肩・肘・手首に違和感がないか

この記事では、中学生・部活生のガットテンションを考えるときに、何を基準にすればいいのかを整理します。


まず目安:20〜24ポンドあたりから考えることが多い

中学生のガットテンションは、ざっくり言うと20〜24ポンドあたりから考えることが多いです。ただし、同じ中学生でもかなり差があります。

始めたばかりの中学1年生、小学生からジュニアで続けてきた中学生、部活で週5〜6日打っている選手、県大会を目指している選手——これらを全部同じポンドで考えるのは、少し無理があります。

最初に見るべきなのは、学年だけではなく、今どれくらい打てているかです。


学年だけで決めない方がいい理由

「中1だから20ポンド」「中2だから22ポンド」「中3だから24ポンド」のように、学年だけで決めると合わないことがあります。

同じ中学2年生でも、始めて半年の子と、小学生から何年も続けている子では、打ち方も体の使い方も違います。身長や筋力だけでも決まりません。

体が大きくても、ラケットの芯に当たっていなければ高めのテンションは扱いにくいことがあります。逆に、体が小さくても、しっかりタイミングよく打てる子は少し高めが合うこともあります。

テンションは、学年ではなく、競技歴・練習量・打ち方・ラケットの扱い方・今の悩みを見ながら考える方が現実的です。


始めたばかりなら、無理に高くしなくていい

部活を始めたばかりの中学生なら、最初から高いテンションにする必要はありません。まだフォームが安定していない時期は、高すぎるテンションにすると、シャトルが飛ばしにくく感じることがあります。

飛ばないと、無理に力を入れて打とうとします。その結果、肩や腕に余計な力が入りやすくなることもあります。テンションを上げたいけど腕に負担が気になるときの考え方もあわせてご覧ください。

始めたばかりの時期は、まずは無理なく奥まで飛ばせること、きれいに当てる感覚をつかむことを優先した方がいいです。目安としては、20〜22ポンド前後から考えることが多いです。


部活に慣れてきたら、少しずつ上げる選択肢もある

部活に慣れてきて、基礎打ちやゲームの中でしっかり振れるようになってきたら、少しずつテンションを上げる選択肢も出てきます。

  • クリアがある程度奥まで飛ぶ
  • ドライブやレシーブでラケットに当てられている
  • ネット前やドロップの感覚を出したい
  • 少し飛びすぎる感じがある
  • 打球感をもう少しはっきりさせたい

今のテンションから1〜2ポンド程度上げて様子を見るという考え方があります。いきなり大きく上げるより、少しずつ変える方が失敗しにくいです。部活でしっかり打つ中学生なら、22〜24ポンド前後を相談することがあります。


上手い子が高いテンションだから、自分も上げるべき?

「同じ部活の上手い子が25ポンドで張っている」「先輩が26ポンドって言っていた」——こういう話を聞くと、自分も上げた方がいいのかなと思いやすいです。

テンションが高いから上手いのではありません。その子が、そのテンションを扱える打ち方やスイングをしているだけです。高いテンションが合う選手もいますが、まだ扱いにくい状態で上げると、飛びにくい、硬い、腕がしんどい、芯を外したときに響く、ということもあります。

テンションは、周りに合わせるものではなく、今の自分に合わせるものです。


高めにしてもいい子の特徴

中学生でも、少し高めのテンションが合う子はいます。

  • 小学生から長く続けている
  • スイングが速い、ラケットの芯に当てられている
  • クリアが問題なく奥まで飛ぶ
  • ネット前やコントロールを重視したい
  • 打球感がぼやけるのを嫌がる
  • すでに23〜24ポンドを問題なく使っている

24ポンド以上を相談することもあります。ただし、今のテンションから急に大きく変えないこと。上げるなら、まずは1〜2ポンドずつ。その方が、本人も違いを感じ取りやすいです。


低めが悪いわけではない

テンションが低めだと初心者っぽい、高い方が上級者っぽい——そんなイメージを持っている人もいます。でも、低めが悪いわけではありません。

低めのテンションは、楽に飛ばしやすい、打球感がやわらかく感じやすい、無理に力まなくてよい場合がある、まだ成長途中の選手にも扱いやすい、という良さがあります。

特に中学生は成長途中です。体もフォームも、練習量も変わっていきます。今の状態に合っているなら、無理に上げなくても大丈夫です。


腕・肩・肘に違和感がある場合は慎重に

すでに肩・肘・手首に違和感がある場合は、テンションを上げる前に慎重に考えたいところです。痛みや違和感の原因は、テンションだけではありません。練習量、フォーム、ラケットの重さ、グリップ、筋力、疲労なども関係します。

痛みが続く場合や、プレーに支障がある場合は、無理にテンションを上げるより、身体の状態を優先してください。ニコストでは医療的な判断ではなく、ガット・テンション・ラケットの組み合わせとして、無理のない方向を一緒に整理します。


大会前にテンションを変えるときは注意

大会直前にテンションを大きく変えるのは慎重に考えた方がいいです。大会前は、新しいことに挑戦するタイミングというより、安心していつも通りに打てる状態を作るタイミングと考える方が失敗しにくいです。

大会前は何日前に張るのがいいかもあわせてご覧ください。


中学生のテンション相談でよく見るパターン

1. 部活を始めたばかり

まだシャトルを奥まで飛ばすのが大変、フォームが安定していない——この場合は無理に高くせず、扱いやすさを優先します。目安は20〜22ポンド前後から相談することが多いです。

2. 部活に慣れてきた中1〜中2

ある程度ラリーができる、クリアが飛ぶようになってきた——今のテンションから1〜2ポンド上げる選択肢があります。目安は22〜24ポンド前後です。

3. 小学生から続けている中学生

ジュニア経験があり、芯に当てられている、スイングが速い——24ポンド以上が合うこともあります。今まで使ってきたテンションから大きく変えすぎないことが大切です。

4. 飛びすぎて困っている

テンションを少し上げることで、打球感や飛び方が変わることがあります。ただし原因はテンションだけとは限りません。ラケット、ガットの種類、打点、力の入れ方なども関係します。

5. 飛ばなくて困っている

飛ばない場合にテンションを上げるのは慎重に。「飛ばないから強く張る」ではなく、原因を整理した方がいいです。場合によっては、今のまま、または少し下げる方が合うこともあります。


LINEで相談するときに送ってほしいこと

  • 学年・競技歴・練習頻度
  • 今のテンション・ガット名・ラケット名
  • 前回張った時期
  • 今の悩み
  • 大会予定の有無
  • 肩・肘・手首の違和感の有無

ガット名が分からない、何ポンドか忘れた——分かる範囲で相談できます。ラケットやガット面の写真を送っていただければ、状態を見ながら一緒に整理できます。


まとめ

中学生のガットテンションは、20〜24ポンドあたりから相談が始まることが多いです。ただし、中学生だから何ポンド、という正解はありません。

学年、競技歴、練習量、体格、スイング、今の悩み、身体の違和感、大会予定を見ながら考えることが大切です。始めたばかりなら無理に高くしなくても大丈夫。部活に慣れてきたら1〜2ポンドずつ変えてみる選択肢があります。

周りのテンションに合わせる必要はありません。大事なのは、今の本人に合っているかどうかです。切れていないけど替え時が迷う場合は、張り替え時期の考え方も参考にしてください。

カテゴリー: ガット張替えトラブル, バドミントンお役立ち
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