最近、ニコストリングサービス では、
YONEX Nanoflare 800 Pro や YONEX Nanoflare 1000 Z のような厚みのあるエアロフレーム(いわゆる「厚ラケ」)で、グロメットの陥没が非常に増えています。
これは単なる見た目の問題ではなく、
- ガットが切れやすくなる
- フレームに負担がかかる
- ヒビや破損につながる
- ラケット寿命を縮める
といった深刻なダメージにつながることがあります。
高価なラケットほど、「張り替え」だけでなく定期的なグロメットチェックとメンテナンスが重要です。
「グロメット陥没」って何?
グロメットとは、ラケットの穴に取り付けられている小さな樹脂パーツのことです。
この部品は、
- ガットとフレームが直接擦れるのを防ぐ
- テンションの圧力を分散する
- フレームを保護する
という大切な役割を担っています。
ところが、長期間使用したり、高テンションで張ったりすると、グロメットがフレーム内部に沈み込むことがあります。
これが 「グロメット陥没」 です。🏸
なぜ最近増えているのか?
1. 厚ラケ(エアロコンパクトフレーム)の増加
近年のラケットは、
- 空気抵抗を減らす
- 反発力を高める
- 軽量化する
ことを目的に、フレーム形状がより高度になっています。
特に Nanoflare 800/1000シリーズは、厚みのあるエアロ形状を採用しており、非常に高性能な反面、穴周辺にかかる負荷が大きくなる傾向があります。
2. 高テンション化
25ポンド以上で張る選手が増えています。
3. 極細ストリングの普及
- YONEX EXBOLT 63
- YONEX EXBOLT 65
- Ryzonic 58
のような細いガットは高性能ですが、その分フレームへの局所的な圧力が高くなりやすいです。
4. 高弾性カーボンの採用
最近のラケットは弾き性能に優れていますが、構造が繊細なモデルもあります。
特に注意したいラケット
現在の実務経験上、特に注意しているのは以下のようなモデルです。
- YONEX Nanoflare 800 Pro
- YONEX Nanoflare 1000 Z
- YONEX Nanoflare 1000 Game
- YONEX Astrox 88S Pro
- YONEX Astrox 99 Pro
※すべての個体で必ず発生するわけではありませんが、使用条件によってリスクが高まります。
放置するとどうなる?
初期段階ではわかりにくいですが、進行すると
- グロメットが変形・破損する
- ガット切れが増える
- フレームの穴周辺が削れる
- 最終的にヒビや破損につながる
ことがあります。
「なんとなく最近ガットが切れやすい」と感じたら、グロメットが原因のことも少なくありません。
ニコストで行っている対策
ニコストでは、通常のグロメット交換に加えて、
硬質T型グロメット を使用し、負荷の集中しやすい部分を補強しています。

この部品は、
- 通常のグロメットより硬い
- フレームへの食い込みを抑えやすい
- 高テンションや細いガットとの相性が良い
という特徴があります。
特に、すでに軽度の陥没が始まっているラケットでは、大きな予防効果が期待できます。
ラケットは「張るだけ」では守れない
高性能なラケットほど、
- 定期的な張り替え
- グロメットの点検
- 必要に応じた交換
が重要です。
車でいうと、タイヤ交換だけでなく、足回りの点検も必要なのと同じです🚗
まとめ
Nanoflare 800/1000シリーズをはじめとする最新ラケットでは、性能向上の反面、グロメット周辺への負荷が増えています。
だからこそ、
「ガットを張る」だけでなく、「ラケットを守る」という視点が大切です。
お気に入りのラケットを少しでも長く使うために、定期的なメンテナンスをおすすめします😊🏸
ご相談はこちら
ニコストでは、張り替えの際にラケットの状態も確認し、必要に応じてグロメットメンテナンスをご提案しています。
- 初めての方
- 保護者の方
- 「最近ガットが切れやすい」と感じている方
お気軽にご相談ください😊














