店長の想い

「ノックも打てない。練習相手にもなれない。
だからこそ、自分が張った一本だけは、“明日を変える武器”にしたかった。」

私はバドミントン未経験の親です。
子どもがラケットを握り始めた頃の私は、ただの応援団でした。
勝っても負けても、できることは「がんばれ」と声をかけるくらい。

でも、子どもが本気で上を目指し始めたとき、現実にぶつかりました。
指導はできない。練習相手にもなれない。
親としての無力さが、ずっと胸に残りました。

だから決めました。
「技術のことは教えられなくてもいい。
せめて、“用具の部分”だけは、誰よりも有利な環境を作る。」

そこからは独学と研究の日々でした。
毎晩、リビングで打球音を想像しながら、
張りの硬さ、反発、コントロール感、そして“違和感”の正体を言葉にしていきました。

競技の世界は、本当にシビアです。
大きな舞台に近づくほど、差は小さくなる。
そして勝敗を分けるのは、フォームでも気合でもなく――
「その日の感覚が合うかどうか」みたいな、ほんの少しのズレたったりします。

「今日は、いつもより球が浮く」
「レシーブだけ遅れる」
「スマッシュの最後が抜ける」
そんな違和感が、試合の流れを変えてしまうのを何度も見ました。

だから私は、張りを“作業”にしたくなかった。
子どもたちの勝負を支える一本を、
“理由のある一本”として仕上げたかった。

この経験が、そのまま今のニコストの根っこになっています。

張りで大事にしていること

状態確認は省きません

グロメットやフレーム周りの状態も確認します。必要な場合はメンテをご案内します。

わからない方とも一緒に決めます

用途や練習量を聞きながら、張り方とテンションを一緒に決めていきます。

完全予約制で、一本ずつ丁寧に

作業の精度を落とさないために、完全予約制にしています。

ニコストが大切にしていること

ニコストは、ただ張り替えるだけの店ではありません。
一本ずつ状態を確認し、あなたのプレースタイルに合う提案をします。

  • 何を選べばいいかわからない
  • 明日、いい状態で打ちたい
  • 切れていないけど、替えた方がいいか迷っている

どんな状態からでも大丈夫です。練習量、目的、打ち方のクセまで聞いてから張ります。

完全予約制にしている理由

子どもがバドミントンを始めた頃、自分も専門店に入るのは少し不安でした。

ガットが分からない。テンションも分からない。何を頼めばいいかも分からない。
忙しそうな店員さんに、こんな初歩的なことを聞いていいのか。
店に入る前から、少し緊張する。

初めての専門店って、店の前まで来ても入りにくい。
何を言えばいいか分からないからです。

飛び込み自由は、慣れている人には便利です。
でも初めての人にとっては、自由すぎることで迷うこともあります。

  • 今行って大丈夫?
  • 待ち時間は?
  • 最初になんて言えばいい?
  • ガット未定でも迷惑じゃない?

「いつでも来ていい」は、慣れている人には便利。
でも初めての人には、意外と難しいことがあります。

ニコストは完全予約制です。不便に見えるかもしれません。

でもうちは、予約を「入店を断る壁」ではなく、初めての人が店に入る理由を作る仕組みとして考えています。

予約があると、店に入る理由ができます。
「予約している○○です」
まずは、これだけでいい。

ガットが決まっていなくても、テンションが分からなくても、張り替えたい内容が曖昧でも、
先に伝えてもらえれば、店側も受け止める準備ができます。

予約で内容が先にわかっていれば、保護者が付き添えない日も、子どもだけで預けやすくなります。
受付が早くなる。店頭で迷う時間も減る。

ただ、これは完全予約制にした結果であって、一番の理由ではありません。

完全予約制を、不便に感じる方もいると思います。
それでも、うちはこっちの方が初めての人に優しいと思っています。

小さな店に入るのって、意外と勇気がいるから。
「予約している○○です」と言えるだけで、その勇気が少し減る。

だからニコストは、完全予約制です。

夜遅くまで対応している理由

夜23時まで受付可能な店舗外観

20時以降のガット切れ、困りますよね。

ニコストが夜の時間帯にも対応しているのは、単に営業時間を長く見せたいからではありません。
自分たちが、そこで本当に困ったからです。

例えば、

  • 部活が終わって、帰ってきて、ご飯を食べているとき
  • 20時すぎにクラブへ迎えに行ったとき

「ガット切れた」「明日も練習ある」「週末に試合がある」
これ、普通に起こるんですよね。

でも20時を過ぎると、ラケットを預けられる場所って意外と少ない。
親も仕事があります。兄弟の予定もあります。送迎できる時間も限られています。

自分も、子どものラケット管理で何度も困りました。

ガット張りって、ただ「張ってもらう」だけじゃないんです。
困るのは、だいたいこの4つ。

  • 今日、預けられるのか
  • いつ仕上がるのか
  • 何を選べばいいのか
  • 試合や練習に間に合うのか

ここが見えないと、不安になるんですよね。

だからニコストは、完全予約制のうえで来店受付を23時まで対応しています。
いつでも何でも受ける、という形ではありません。
事前に予約してもらえれば、夜の時間帯でも預けやすい形にしています。

予約可能か見てもらえれば、持っていけるかどうかもすぐにわかります。

  • 当日仕上げの受付:22時まで
  • 翌日仕上げ・2日後仕上げの預け入れ、ラケット受け取り:23時まで
  • 来店受付時間:12時〜23時(要予約)

これは、無理に便利さを売りたいからではなく、困ったときの選択肢を残すためです。

夜に預けられること。仕上がり日がわかること。LINEで先に相談できること。
ひとつひとつは小さいかもしれません。
でも部活生や保護者にとっては、けっこう大きいことじゃないですか。

ガット張りの店に必要なのは、技術だけではないと思っています。
預けやすさ。相談しやすさ。「間に合う」安心感。
そういう部分まで含めて、小さな専門店の役割だと思っています。

ガットが切れたときに、「どこに頼めばいいんやろ」と迷う時間を、少しでも減らしたい。

ご予約・ご相談

ご相談・ご予約は公式LINEからお願いします。
ガットやテンションが決まっていなくても、まずLINEでお声がけください。

※電話対応は行っておりません。作業中の品質維持のため、LINE/フォームでのご連絡をお願いしています。