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夏の練習後、ラケットをケースに入れて、そのまま車へ。
よくある流れですが、暑い時期は「使っている時間」だけでなく、練習後の置き場所や片づけ方にも少し注意が必要です。
ただし、夏だから特別なメンテナンス用品をたくさん揃えなければいけないわけではありません。
まず意識したいのは、次の3つです。
- 高温になる場所へ長時間置かない
- 汗で濡れた状態のままケースを閉じない
- グリップ、ガット、フレームの状態を確認する
今回は、夏場にラケットを扱うときの考え方を、できるだけシンプルに整理します。
まず避けたいのは、ラケットの車内放置
夏場にいちばん気をつけたいのが、駐車中の車内へラケットを置いたままにすることです。
JAFの検証では、日なたに駐車した車内温度が、エアコン停止から90分後に53℃へ達した事例もあります。
ラケットを短時間置いただけですぐに壊れる、という話ではありません。しかし、フレーム、グロメット、ガット、グリップなど、異なる素材でできた用品を高温環境へ長時間置く理由もありません。
練習や試合が終わったら、できるだけ車に置きっぱなしにせず、室内へ持ち込むのが無難です。
練習後は「しまう前」に汗と湿気を逃がす
夏は、ラケットよりも先にグリップが汗を吸っていることがあります。
濡れたグリップ、タオル、ウェアなどを同じバッグへ入れ、そのまま長時間閉じておくと、においやベタつきの原因になりやすくなります。
帰宅後は、次のような簡単な対応で十分です。
- 濡れたタオルやウェアをバッグから出す
- ラケットケースやバッグを一度開ける
- グリップが濡れていれば乾かす
- フレームについた汗や汚れを柔らかい布で軽く拭く
大がかりなメンテナンスより、「濡れたまま閉じ込めない」ことの方が続けやすく、実用的です。
グリップが滑るなら、握り方より先に状態を確認
夏になると「前より握りにくい」「ラケットが手の中で動く」と感じることがあります。
こうしたとき、握る力やフォームだけが原因とは限りません。
グリップテープが汗を含んでいる、表面が硬くなっている、端がめくれている場合は、交換するだけで握りやすさが戻ることもあります。
汗で滑りやすい方は、ドライタイプのグリップテープも選択肢になります。ただし、ドライタイプは通常のウェットタイプと手触りが違うため、誰にでも同じように合うわけではありません。
自分の手汗の量や、好みの握り心地に合わせて選んでください。
「夏だからガットを張り替える」ではなく、今の状態を見る
気温や湿度が変わると、打球感やシャトルの飛び方が普段と違って感じられることがあります。
ただ、それだけで「夏用にテンションを変えなければ」と急ぐ必要はありません。
先に確認したいのは、次のような変化です。
- 以前より飛びにくく感じる
- 打球音や打球感が変わった
- ガット表面に毛羽立ちや深い溝がある
- 張ってから長期間経過している
天気だけで判断せず、今使っているラケットの状態と、自分が感じている変化を分けて考える方が失敗しにくくなります。
ガットが切れていないときの張り替え判断はこちらの記事でも解説しています。
フレームとグロメットもついでに確認
ラケットを拭くときは、フレームとグロメットも一緒に見ておくと安心です。
- フレームに新しいひびや大きな傷がないか
- グロメットが割れたり、沈み込んだりしていないか
- ガットがフレームへ直接触れていないか
特にラケット同士がぶつかった後や、同じ場所でガット切れが続く場合は、ガットだけでなくグロメットやフレームも確認した方がよいことがあります。
ニコストでは、ガット張りの受付時にラケットやグロメットの状態も確認しています。気になる傷や違和感がある場合は、張り替え時にそのままお知らせください。
夏のラケット管理は、特別なことより小さな習慣
夏のラケット管理で大切なのは、高価な用品を揃えることではありません。
- 車内へ置きっぱなしにしない
- 濡れたままバッグを閉じない
- 滑るグリップは早めに交換する
- ガット、グロメット、フレームを時々見る
この程度でも、ラケットの変化や異常に気づきやすくなります。
そして、暑い日はラケットよりも先に自分の体調を優先してください。休憩と水分補給を取りながら、無理のない範囲でバドミントンを楽しみましょう。









