バドミントンをしていると、「自分はどのレベルなんだろう?」と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
初級・中級・上級といった区分はよく使われますが、明確な基準がないため、判断が難しいこともあります。
そこで今回は、技術・戦術・フィジカルの観点から、バドミントンのレベルを初級・中級・上級に分け、それぞれの特徴を解説してみます。
自分の実力を客観的に知ることで、今後の練習やガットの選び方にも活かせるはずです!
初級者の目安(初心者~基礎レベル)
🔹 技術面
クリアが相手コートの奥まで飛ばせるようになりたい
サービスは何とか入るが、狙った場所に打つのは難しい
ネット前のショットやスマッシュのコントロールが不安定
フットワークがまだぎこちなく、素早く移動できない
🔹 戦術面
相手の動きを見る余裕がない
どこに打てばいいのか迷うことが多い
シングルスやダブルスの基本的な動き方を理解していない
🔹 フィジカル面
スマッシュを連続で打つとすぐに疲れる
コート全体をカバーするのが難しい
速いラリーに対応できない
🔹 プレースタイル
ミスが多く、ラリーを続けることが難しい
コートの使い方が単調になりがち
ひたすら相手の打ち返すシャトルに対応するのが精一杯
➡ 基準:初心者教室に参加している、部活やサークルに入ったばかり、試合でほとんど勝てないレベル
中級者の目安(試合で戦えるレベル)
🔹 技術面
クリア・ドロップ・スマッシュ・ヘアピンなど基本ショットが安定
ネット前のプッシュやカットがある程度打てる
スマッシュのコースを狙えるようになってきた
相手の返球に対して素早く反応できる
🔹 戦術面
シングルス・ダブルスのフォーメーションを理解している
相手の弱点を見つけて攻められる
ラリーを組み立てて、自分の得意な展開に持ち込める
コートを広く使い、相手を動かすプレーができる
🔹 フィジカル面
速いラリーにも対応できるようになった
連続してスマッシュやカウンターを打てる
長時間の試合でも動けるスタミナがある
🔹 プレースタイル
ある程度自分の得意なショットがある
ラリーをつなげながら、攻めのチャンスを作る
速い展開でも落ち着いて対応できる
➡ 基準:地域の大会やクラブで試合に出場し、ある程度勝てるレベル。部活や社会人サークルで経験を積んだプレイヤー。
上級者の目安(大会で上位を狙えるレベル)
🔹 技術面
どのショットも高精度で打てる
ネット前の細かいタッチが上手く、ミスが少ない
スマッシュのコースを自在に打ち分けられる
ラリー中に攻撃と守備をスムーズに切り替えられる
🔹 戦術面
相手のプレースタイルを分析し、対策が立てられる
ショットを組み合わせて相手を追い込める
ゲームの流れを読んで、適切に攻める・守るを判断できる
ダブルスではペアと連携し、陣形を崩さずにプレーできる
🔹 フィジカル面
フルセットでも高いパフォーマンスを維持できる
速い展開でも素早く動ける
スマッシュを連続で打っても疲れにくい
🔹 プレースタイル
自分の得意なプレーで試合を支配できる
相手のプレーを読んで、先手を取れる
速いラリーや長いラリーでもミスをしない
➡ 基準:都道府県レベルの大会で上位に入れる、クラブチームのエース級、全国大会を目指せるレベル
自分のレベルを知ることが成長の第一歩!
バドミントンのレベルを把握することで、自分に必要な練習や課題が明確になります。また、レベルに合ったガット選びも大切です。
例えば…
初級者 → 0.60~0.65mmのコントロールしやすいガットで基礎を固める
中級者 → バランスの取れたガットで攻守を両立
上級者 → スマッシュや高速プレーに対応した高反発ガットを選ぶ
「今の自分に合った練習をすることで、ワンランク上のプレーができるようになります!」
あなたのレベルはどこでしょうか?自分に合ったトレーニングや用具選びで、さらなるステップアップを目指しましょう!